片思いの種
今日は久しぶりの休日で、
紗樹と一緒にプリクラを撮りにきた。
1回400円はちょっと高いけど、
すっごく自分が可愛く見える。
特に、「love☆eye」という機種が気に入った。
目が倍くらい大きく見える。
「これなら海翔に認めてもらえるかな?」って考えた。
・・・やっぱりいつでも、
海翔を考えてしまう。
「葵めっちゃ可愛いんだけど!」
紗樹が目をぱちくりして言った。
あたしは照れながらも、
平気な顔を装う。
「いや・・・。プ、プリじゃんそんなの!」
「またまたあ!自分でも可愛いと思うしょ?」
「まさか!」
プリクラを見返す。
正直、自分が可愛く見えてしまった。
じゃあ、あたしは可愛いのか。
ううん。
実物とは違う。
紗樹は実物でも目が大きくて、
可愛くて・・・・。
葵も、可愛くなりたい。
海翔に好かれたいの。
海翔・・・。
「Kだいすきー!!」
こらえきれなくなって、
あたしは最高に大きな声で叫んだ。
「なになに葵!?Kって?・・・ああ!」
紗樹はくすくす笑っている。
でも、あたしはふざけてなんかない。
「だいすきなんだもーん!」
また叫んだ。
どれだけ叫んでも足りない。
あたしの気持ちはこんなものじゃないから。
・・・・・・・・ぱっ・・・・・・・・
なにかが咲いた気がする。
スキが募って、また1つ心に刻まれたから。
紗樹と一緒にプリクラを撮りにきた。
1回400円はちょっと高いけど、
すっごく自分が可愛く見える。
特に、「love☆eye」という機種が気に入った。
目が倍くらい大きく見える。
「これなら海翔に認めてもらえるかな?」って考えた。
・・・やっぱりいつでも、
海翔を考えてしまう。
「葵めっちゃ可愛いんだけど!」
紗樹が目をぱちくりして言った。
あたしは照れながらも、
平気な顔を装う。
「いや・・・。プ、プリじゃんそんなの!」
「またまたあ!自分でも可愛いと思うしょ?」
「まさか!」
プリクラを見返す。
正直、自分が可愛く見えてしまった。
じゃあ、あたしは可愛いのか。
ううん。
実物とは違う。
紗樹は実物でも目が大きくて、
可愛くて・・・・。
葵も、可愛くなりたい。
海翔に好かれたいの。
海翔・・・。
「Kだいすきー!!」
こらえきれなくなって、
あたしは最高に大きな声で叫んだ。
「なになに葵!?Kって?・・・ああ!」
紗樹はくすくす笑っている。
でも、あたしはふざけてなんかない。
「だいすきなんだもーん!」
また叫んだ。
どれだけ叫んでも足りない。
あたしの気持ちはこんなものじゃないから。
・・・・・・・・ぱっ・・・・・・・・
なにかが咲いた気がする。
スキが募って、また1つ心に刻まれたから。