スピカ
「大石さん!優羽が出ていったって本当ですか?!」
優太はライブが終わってすく様家に帰ってきて大石さんにそう聞いた。
「私のせい・・・なんです。」
「・・っざけんじゃねぇよッ!!!!!」
硝子の割れる音。
私はそれをクローゼットの中からみていた。
「さっさきも、コンビニとか・・探したんですけど・・・み、見つからなくて・・。」
「もういい、帰れ。」
そう言いながら大石さんの髪の毛をつかんで玄関まで引っ張っていった。
「お兄ちゃんッ!!!!!」
私は見ていられなくてクローゼットの中からでた。
「優羽・・?」
ほっとした顔をして大石さんの髪の毛を話して、私を抱きしめた。
「優羽っ優羽っ!!!!!!!」
なんども私の名前をよんで、何度も私の頭を撫でている優太は異常だった。