スピカ

罪と歌 優太side



優羽がほほをなでてくれているのがわかった。


優しくて暖かい手が俺に触れている。



俺は優羽に助けられているばかりだ。


いつだって優羽がいて、なんでも教えてくれた。



妹なんかじゃなくて姉って感じだった。




だから決めたんだ。


その優しさも暖かさも、笑顔も泣き顔も全部


俺のせいで消えてしまうなら




いっそのこと俺が消えようって
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