Flower -光を探して-
「未央ちゃん、ありがとう。何か緊張しすぎちゃって・・・。」

未央の笑顔を見ると、心が落ち着いたのが分かる。


「もうすぐだもんね!明日にでも絶対に話、聞かせてよね。」

未央の言葉に、ふと後ろを振り向く。

壁に掛かってある時計を見ると、バイトが終わる時間まであと10分だった。



いつもは9時までなのだが、今日は8時に終わらせてもらうことになっている。

良平も、同じ8時上がり。

お互い用事があると言っているので、さすがに一緒に店を出て帰るのはマズイ。

店の近くのコンビニで待ち合わせをしようと、事前にメールで打ち合わせていた。
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