Flower -光を探して-
良平は今日、邪魔にならないように自転車では来なかったそうだ。

カップルのように寄り添うわけでもなく、離れ過ぎるでもなく・・・。

微妙な距離を保ったまま、駅前にある店に入った。




「ここ、俺たちがよくバイト帰りに来る店なんだ!何でも好きなもの注文しなよ。」

もう時間が少し遅いのに、まだ店にはたくさんの人がいた。

中はとてもお洒落で音楽の音が大きく、カジュアルな感じ。

話し声も、あらゆる方向から飛んでくる。


とりあえず一品料理のようなものを、いくつか頼んだ。
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