Flower -光を探して-
少し不安を抱えながら、そろっと鍵を開けて家に入る。
幸い、父はもう既に酔って寝てしまっていた。
私、良平くんから告白されたんだ!!
彼氏が出来たなんて夢見たい!!
部屋に入ると、さっきのことを思い出して顔がニヤけてしまう。
今の私は、本当に幸せだった。
しかし、これが再び私の心を闇でおおい尽くす不幸の始まりになるなんて・・・。
幸せに浸っている私は、知る由も無かった。