Flower -光を探して-
「うん。でも早く上がってくれるみたいで。」

もうバイトの人たちも、私と良平のことを知っている。

2人がバイトに入ると、いつもからかわれるのが当たり前のようになっていた。

おかげで、バイトの後は堂々と一緒に帰れる。

明日も、私がバイト先に迎えに行くことになっていた。




「未央ちゃんは、明日の花火大会行かないの?」

「私は人混みが苦手だから。それに今は彼氏いないしね。」



未央はファンクラブがあるほどモテるのに、彼氏を作らない。

ついこの前初めて聞いたのだが、少し気になる人がいるのだとか。
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