Flower -光を探して-
帰り道でも、話題は花火のことばかり。

「来年もまた、見に来よーね!」

とても感動した私は、まだ興奮気味だった。

再び専用のバスに乗り、駅まで戻りそのまま電車で帰った。




「俺ん家、ちょっと寄ってかない?」

今日はお母さんも、少し遅くなっても大丈夫って言ってくれたし・・・。

いいよね?

何よりも良平の甘えた声に、断るなんて出来なかった。



良平の家に行くことも、初めてのことだった。

そしてこの日、私たちは初めて結ばれた。
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