Flower -光を探して-
昼過ぎになると、いつものように忙しくなってきた。



あっ!

コールボタンが点いている席がある。


イスから右手だけを挙げて、手招きしている。

私は待たせないように、小走りで近寄った。



「こっち、こっち!」

呼んでいたのは、あの男性だった。


「みんなが昼飯にするって言うから、休憩にしといて!」

「はい、分かりました。休憩は40分になります。」
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