Flower -光を探して-
いつも自転車で、家と店を往復している私。

自転車置き場へ行き、帰ろうとしたその時―




「瞳ちゃん!」


息を切らしながら、走ってきた人がいた。

声のする方に振り返ると、そこにはあの男性がいた。



「あっ!えーっと…。」

名前もまだ知らないので、口ごもっていると…。

「俺の名前、まだ知らないよね?俺、筒井春人(ハルト)って言うんだ。今日は早く切り上げて、瞳ちゃんが出てくるの待ってたんだ。」

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