Flower -光を探して-
私も実は、少し話してみたかったり…。


根がとても真面目すぎる私は、葛藤していた。

「本当にちょっとだけでいいから。このままここに居て、他のスタッフに見つかったら瞳ちゃんに迷惑かけちゃうし。ね?」

今まで見た中で1番の笑顔を向けながら、私の腕を掴んで歩き始める。


「あっ…。」

私が反射的に少し抵抗するも、男の人の力にかなうはずもなく…。

春人のエスコートでドアを開けてもらい、車の助手席に座った。



嬉しいんだけど、本当にこんなこといいのかな?

バレないかな…。
< 219 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop