Flower -光を探して-
「瞳ちゃんってまだ若そうだけど、何か思い詰めてる感じがしてさ…。俺の勘違いだったら、ごめんだけど。守ってあげたくなるんだよね!俺はプラス思考だし、気になると当たって砕けろ精神だから(笑)
って、こんなオッサンに急に言われても嫌か!!」


春人は大きな口を開けて笑いながら、ハンドルに腕を乗せた。


「あっ…いや、ただビックリしちゃって…。あの、筒井さんは何歳なんですか?」

「ん、俺?今年で33になるよ。瞳ちゃんから見たら、かなりオッサンだろ?」


ふっと笑った表情は、少しクールだった。

今までに見たことがなかったので、新鮮だった。
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