マイ ストーカー君


「席に着いていいですか?」と、いちいち確認しやがる。


着かなくていいです。てか、来ないで。


私の願いは叶わず、蛇は私の方へとやって来る。



生まれてから一度もこんな経験をした事がないぐらいの物凄い威圧感が私を包み込む。


冷や汗が出た。


…なんで。なんで初対面の人にこんな思いをしないといけないのだろう。


私は泣きそうになった。






蛇(黒崎)が獲物(私)の前に立った。

獲物は一歩引く。

喉がカラカラに渇く。
なにか飲み物下さい。




蛇が口を開いた。


「俺は─」


俺は?
ゴクンと生唾を飲む。







「あなたが好きです。」


あなたが好きです???


す……………………………………………………………………………。




え───────?!!!

クラス中の皆が叫んだ。
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