戦国桜話
私は精一杯、明るい顔で上を見上げる
『ど・・・うしたの?』
『誰も・・・お前のせいだなんて思ってねぇから』
『え・・・・・・?』
何を言ってるの・・・?佐助・・・・・・
『あのガキの事・・・俺達も・・・何も出来なかったんだ。お前だけ責任感じる必要は無い』
そうか・・・佐助は私を励まそうとしてるんだ・・・
いつもより優しい佐助の言葉に心の中の闇が少し晴れた気がした
だけど・・・・・・
『私が・・・・・・一番近くに居たのに・・・自分に力が無いせいで・・・・・・』
『・・・ッだからお前のせいじゃないって・・・・・・!』
リーン・・・・・・
『え・・・?』
リンリン・・・・・・
『『・・・・・・ッ!!』』
佐助の言葉を遮って聞こえてきた清らかな鈴の音・・・・・・
この音に、私以外の3人が目を見開いて反応する
・・・な、何・・・・・・!?
『鶇夢、帰ってきたんですか!?』
鶇夢・・・・・・?
帰ってきたって・・・・・・?
八神くんの言葉に私が首を傾げると、同時に私達を凄まじい風が包んだ
この感じ・・・・・・!!?