戦国桜話
あの鳥・・・・・・蜜華が操ってたピピじゃなくて・・・ポポって言うんだ・・・・・・・・・
確かによく見てみるとピピとは少し違う・・・・・・
大きな鳥には変わり無い・・・だけど・・・翼が淡い緑色・・・・・・・・・
確か、ピピは青色の翼だったはず・・・
やっぱりピピじゃないんだ・・・・・・
『・・・ポポが胡蝶の妖気を見付けられないと、私達の居場所は分かりませんからね』
『八神・・・・・・?あなたは何をしているの・・・?』
『え?そりゃ、久しぶりにボディータッチを・・・・・・』
バチンッ!!!
・・・・・・・・・ッ!!?
『うわぁ〜・・・・・・』
私は思わず声を上げた
私の目の前には右の頬を押さえて涙目でうずくまっている八神くん・・・・・・
そして、それを怒った眼差しで見下ろしている鶇夢さん・・・・・・
『ひ、ひどいですよ、鶇夢・・・・・・別に、平手打ちしなくても・・・』
『黙れ!この変態法師!!』
『変態って・・・久しぶりに会えた人に言う言葉ですか・・・!?』
『久しぶりに会ってお尻触ったのは誰よ!!』
呆れた様に、怒ったように怒鳴る鶇夢さんに私はオロオロと佐助に助けを求めた・・・・・・が、
佐助は興味無さそうに大きなあくびを漏らす
いや・・・・・・止めないの・・・?
胡蝶に視線を移すと胡蝶も特には何もせず、二人を眺めている
『胡蝶・・・止めなくていいの?』
私はそっと胡蝶に耳打ちした
『・・・大丈夫じゃ、二人はいつも、あんなんじゃから・・・・・・』
『そ、そうなんだ・・・・・・』
私はまだ言い合う二人を見て苦笑いを浮かべた