戦国桜話


ふと、私の頭に小春ちゃんの笑顔が浮かんだ・・・・・・


小春ちゃん・・・大丈夫かな・・・?


私のせいで・・・・・・・・・





『葵ちゃん?どうしたの・・・・・・?』





鶇夢さんが心配そうに私の顔を覗いた


『あ・・・・・・ごめんなさい・・・・・・私、一人になりたいから向こうに行くね・・・・・・』


私はそう言って佐助達の元を離れた


佐助は「気にするな」って言ってくれたけど・・・・・・






無理だよ・・・・・・






トボトボと考えながら歩いていると私はいつの間にか大きな湖の辺[ほとり]まで来ていた





キレイな水・・・・・・・・・





私は澄んだ水面に自分の姿を映した









・・・・・・・・・ッ!!?









『蜜華!!』









水面に映った自分の後ろに蜜華を見付けた私は勢いよく後ろを向いた


『あんたは・・・葵・・・とか言ったな・・・?』


蜜華が視線を下に向けたまま、問い掛ける


『そうよ!早く小春ちゃんをかえしなさい!!』


蜜華は下を向いていた視線を私に移した


『・・・あんたに・・・・・・話しがある・・・・・・』















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