戦国桜話


目を見開いて動揺している鶇夢は明らかに知っているみたいだ


『な、んで蜜華の事・・・・・・』


『やはり・・・知っていたんですね・・・・・・』


八神の視線が足元に移る


その行動に意味があるか俺は知らない


『み・・・蜜華と会ったの・・・!?』


『あぁ・・・昨日の夜の・・・あの事件の時・・・・・・』





あの事件とは勿論、葵の心の記憶に深く傷を付けた許せない事件の事だ


あの小春とか言うガキが今、どうなったかは分からない・・・・・・


このまま会えないかもしれねぇし・・・


もう・・・命はねぇかもしれねぇ・・・・・・





『言いましたよね?雅と言う男が小春ちゃんを連れ去ったって事・・・』


『うん・・・・・・・・・って、もしかして・・・・・・!?』


















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