戦国桜話
『身構えるな、俺は・・・人間だ』
・・・・・・人間・・・?
私の目の前に黒い影が現れた
確かにそのシルエットは人間そのもの・・・
でも・・・煙でよく見えない・・・
しばらくして煙が晴れてきた
『・・・見ない服装だな・・・桜の妖精のようだ・・・』
ドキッ・・・!
目の前の男の姿に私は心臓を高鳴らせる
カッコイイ・・・・・・
長身で黒髪・・・・・・
昔の男の人が着る袴[はかま]を彼は着ている・・・
袴の間から見える筋肉質な肌がやけに色っぽい
そして腰には刀が備えられている・・・
もしかして・・・この化け物を切ったの・・・この男!?