戦国桜話
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しばらく空を跳んでると、もうすぐ村が見えるという所まで来た
あと少しで村に着く・・・・・・
『ん?なんか・・・煙が出てないか・・・?』
『え・・・・・・?』
蜜華の呟きに村の方を見ると、もくもくと黒い煙があがっているのが見えた
・・・・・・・・・何・・・アレ・・・?
『鶇夢!!もしかしたら、村に何かあったのかもしれない!』
蜜華の焦ったような声に私は冷や汗が出てきた
村に・・・・・・・・・一体、何が・・・・・・・・・?
『蜜華、急ごう!!』
私は鈴を鳴らしてポポに急ぐよう指示を出した
近付くにつれ、ハッキリと村の様子が見えてくる
『嘘・・・・・・でしょ・・・』
私は言葉を失った
村は・・・・・・
家も、人も、鳥も・・・・・・・・・全てが炎に飲み込まれていた・・・・・・
何で・・・・・・・・・?
何でこんな事に・・・・・・
私は村の近くにポポを下ろして、炎に包まれた村に行こうと駆け出した
『待て!!』
・・・・・・しかし、蜜華が私の腕を掴んだ事によってそれは阻まれる