戦国桜話
リン・・・・・・・・・
鈴の音と共に飛び立つピピ・・・・・・・・・
私はだんだんと小さくなっていくその姿をただ、見ていた
ポツ・・・・・・
『・・・・・・・・・雨?』
灰色の分厚い雲からは大粒の雨が降り始めていた
次第に雨はひどくなり、土砂降りの雨に変わる
だけど・・・今、ここを動く気はしない・・・・・・
私は空を見上げる
私の心を映し出した様な天気・・・・・・
雨は次第に止んでくるけど・・・・・・私の心は・・・きっとこれからも・・・雨だね・・・・・・
私は空を見上げたまま、瞳から涙を流した