戦国桜話




『・・・・・・!?それ!どういう・・・・・・!?』


『・・・あたいは一つだけ言いに来た・・・・・・材料は・・・・・・人間だ・・・・・・』






バッ!!






蜜華がピピの背中に飛び乗った


『・・・!待って!蜜華!!!説明してよ!!』


『・・・・・・・・・』






リン・・・・・・・・・






バァサっ!!






『・・・っ・・・!』


澄んだ鈴の音と共に青空高く飛び立つ背中に蜜華を乗せたピピ・・・・・・


私は風が吹き荒れる中、必死に目を開ける


ピピの後ろに乗る蜜華は・・・・・・何とも複雑な顔をしていた・・・・・・


『蜜華!!』






リンリン・・・・・・






私が呼んだ声を聞こえていないかのようにピピは大きな翼を羽ばたかせながら離れていく・・・・・・


私はただただその光景を見上げるしかなかった










――・・・材料は・・・・・・人間だ・・・・・・――










蜜華が言ったあの言葉・・・・・・・・・


これは・・・どういう意味・・・・・・?


小春ちゃんは・・・・・・助からないって・・・・・・・・・・・・?


頭に沸々と浮かんでくる疑問は解決することも無く、溢れる


蜜華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あなたは・・・・・・・・・・・・













何が言いたいの・・・・・・・・・?














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