戦国桜話







普通に・・・未来から来たって言って信じてもらえるだろうか・・・・・・


家のクローゼットがこの桜の木の穴に通じてる・・・なんて・・・


お伽話じゃあるまいし・・・・・・


『言っても・・・信じないよ・・・・・・』


『いいから。言え』


奴の俺様な口調にも今はツッコミを入れられない


それくらい・・・真剣な顔で私に聞くもんだから・・・・・・













『・・・未来から・・・・・・』














信じてもらえるんじゃないか・・・・・・と、浅はかな希望を抱いて・・・・・・


言ってしまった・・・













< 16 / 177 >

この作品をシェア

pagetop