戦国桜話

決心のその先・・・



―――――――――☆


私はゆっくりと瞼を開く


朝日が眩しい・・・


近くにあったケータイを開いて時刻を確認する


『・・・12時・・・って!!?』


ちょ、12時!!!!?


私は急いでベッドから飛び上がる


いくら学校が休みだからとはいえ寝過ぎだ


昨日から何も食べてないし・・・


お風呂も入ってない・・・


『まずやらなきゃいけない事をやろう・・・』


私は寝癖を気にしながらも行動に移った






ある程度やらなくてはならない事を済ませ、私は自分の部屋に戻った


ふと、机の上に置きっぱなしにしていたケータイに目をやる


『着信・・・?』


誰かから電話がかかっている・・・・・・


まぁ・・・多分、咲兎だろう


咲兎はメールより電話派だ


私はケータイを開いて咲兎に電話をかけ直した


3回のコールの後、眠そうな咲兎の声がケータイを通して聞こえてきた・・・


寝てたのかな・・・?


『ごめん・・・寝てたの?』


『あー、うん・・・ちょっとケーキを焼いてる間に寝てたみたい・・・』


苦笑まじりの声が電話越しに聞こえる・・・・・・


咲兎・・・またケーキ作ってるんだ・・・







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