戦国桜話


後ろを振り向くと手を振りながら私達の方へ駆けてくる胡蝶の姿があった


その後ろには八神さんと鶇夢さんも居る


『みんな!!』


私は嬉しくなってみんなに駆け寄った


『よかった!葵様!もうこちらには来ないのかと・・・』


『うん・・・散々迷った結果・・・私、ここでやらなきゃいけない事が見付かったから・・・』


『やらなきゃいけない事って?』


鶇夢さんが首を傾げて私に問い掛けた


これから先の私の目標・・・


達成しなければならない重要な事・・・






『私は鏡道を封印する方法をここで見付ける』






私の言ってる事が分からないとでも言うようにここに居る全員が首を傾げた


そうか・・・鏡道が何なのか・・・みんな知らないんだっけ・・・?


『私もおじいちゃんからいろいろ聞いてきたの・・・説明・・・するね』


それから私は平成でおじいちゃんに聞いた事を全て佐助達に伝えた


私の両親の事・・・


鏡道の封印が解けた事・・・


中和が保たれていたはずの平成と戦国なのにいきなり妖怪が襲ってきた事・・・


みんなは真剣な顔付きで話を全て聞いてくれた








< 166 / 177 >

この作品をシェア

pagetop