戦国桜話
見極める
な・・・何で・・・・・・?
さっき・・・確かに、佐助が真っ二つにした筈・・・・・・
どぉして・・・・・・
『・・・こいつも定位置に心臓がねぇのかよ!!・・・くそ!片っ端から八つ裂きにしていくしかねぇ!』
そう言って妖怪に刃向かおうとしている佐助の袖を私は咄嗟に掴む
『何だよ!!早く離せ!!てめぇ、死にてぇのか!』
何をぉ〜〜!!
『死にたいわけ無いじゃない!!』
『だったら・・・!』
『定位置に心臓が無いってどういう事!!?』
私は気になっている事を佐助に問い掛けた
その間もどんどん妖怪の再生は進んでいる
『後で説明する!今は離せ!!』
『嫌!説明して!!』
私の意志に負けたのか、佐助は私を見るとハァ・・・と深いため息を漏らした