戦国桜話




私は幽霊が苦手だ


小さい頃から幽霊が見えた霊感少女の私は、虫よりも、体育よりも・・・何よりも幽霊が苦手だ


だって、私が一人で居るときとか幽霊が話し掛けてくるんだもん・・・・・・


「助けて」って・・・・・・


だから私は夜は電気を消して寝ないし、夜道も一人で歩かないようにしている


それくらい私は幽霊とは関わりたくない


なのにこの声は・・・・・・姿が見えないのだから幽霊の可能性が高い・・・・・・


『・・・佐助・・・幽霊の声が聞こえるよぅ・・・・・・』


私は佐助を見上げて弱々しく呟いた


その瞬間――――――














『・・・ブッ・・・!!』











・・・・・・笑われた・・・











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