戦国桜話
『我は妖怪ではない!!もののけじゃ!!』
表情をコロッと変えて必死に訴える胡蝶に、私は肩をすぼめた・・・・・・
『ご、ごめん・・・・・・』
『あ・・・いや、いいのじゃ!!我も言い過ぎた・・・・・・』
そう言って、胡蝶も肩をすぼめる・・・・・・
き、気まずい・・・・・・・・・
『おい・・・妖怪・・・八神[やがみ]はどこだ??』
『・・・ちょッ!佐助!!』
私は無神経な佐助の頭をパコッと響きの良い音を出して叩いた
佐助は叩かれた頭を押さえる
『何すんだ!葵!!!』
『あんた、無神経なのよ!!胡蝶は妖怪じゃないって言ってるでしょう!』
『あんなもん!妖怪だろうが!!』
佐助が胡蝶を指差す
『耳と尻尾が無かったら人間に見えるじゃない!!』
『無かったとしても、こんなチビな人間居ないだろうが!!』
あ・・・・・・そうか・・・
私・・・耳と尻尾に注目してたけど、この身長もありえないんだよね・・・・・・
いや・・・チビと言うか・・・小人??