戦国桜話
『何故、お前のじじいは教えないんだよ?』
じ、じじい呼ばわりなんて失礼な!!
今の言葉聞いたら私のおじいちゃん怒るぞ?
『分からないけど・・・・・・多分、重要な事だからまだ・・・言えないんじゃないかな??』
なんか・・・そんな気がする・・・・・・
『ふ〜ん・・・・・・』
『そうなんですか・・・・・・』
そう言って、二人とも黙り込んだ
あぁ・・・なんか・・・・・・辛気臭〜い雰囲気になっちゃったなぁ〜・・・・・・・・・
ペチッ!!
私はこの辛気臭い雰囲気を吹き飛ばすために・・・・・・
佐助のほっぺを両手で挟んだ
『・・・!?何してんだよ!』
『あ・・・あはは〜・・・雰囲気・・・変えるために?』
『・・・俺を叩いた説明になってねぇよ!!!!』
『た、叩いてないもん!挟んだんだもん!!』
『・・・にしても、力入れすぎだろうが!!って、オイ!逃げんじゃねぇー!!』
そんなこんなで、私は太い大木の周りで上手く佐助の手から逃げ続けた
そんな私達の様子を
八神くんといつの間にか八神くんの肩の上に移動していた胡蝶は“やれやれ・・・”と見ている