戦国桜話
八神くんが村長さんに向かって口を開く
私は気付かれないように佐助の手を掴む力を強くした
『・・・聞きたくないなら、聞かなきゃいい。外にでも行ってろ』
気付かれないようにしたはずなのに・・・この俺様男は気付いたようだ
話を聞くと言う恐怖心に・・・・・・
私はそっと首を横に振る
そして私は“聞かせて”と佐助に目で訴えた
『・・・まぁ・・・好きにしろ・・・・・・』
私は佐助の言葉にふんわりと笑った
佐助がさりげなく手を引っ込める
そして照れ臭そうにそっぽを向いた
・・・・・・・・・?
あ、あぁぁ!!
私・・・佐助の手握ったままだった!!
しかも握りたいって思ったわけじゃないのに勝手に手が動いちゃったし・・・・・・
恥ずかし・・・!
私は静かに視線を下に向けた
『私が見た佐助くんの両親を殺した奴らは二人の男女だったよ・・・・・・』
村長さんがそっと話始めた
『『男女・・・・・・?』』