戦国桜話
あっ・・・しまった!!
ここが戦国時代だって言う事を忘れてた・・・・・・
『えっと・・・・・・栗みたいな茶色い髪って言う意味です』
『栗色・・・ですか・・・やはり珍しいですね・・・・・・』
八神くんは難しい顔をして呟いた
確かに・・・・・・
私の時代・・・平成なら
マロン・ブラウンに髪を染めると言う事も出来るし、琥珀色のカラーコンタクトを入れる事だって出来る・・・・・・
でも今、私が居る時代はカラーコンタクトも髪染めも無い時代・・・・・・
珍しいと言うか・・・居るわけ無い・・・・・・
異国人以外・・・・・・
まぁ・・・私は、この琥珀の瞳も、マロン・ブラウンの髪も両親から受け継いだ物なんだけどね・・・・・・
『探せばすぐに見付かりそうだな・・・・・・』
そう言いながら佐助は重い腰をあげて立った
『そうですね・・・そんなに目立つ容姿をしているなら・・・・・・』
続いて八神くんも立ち上がる
『だが、そんな男女はあの後、一度も見ていないんだ・・・』