戦国桜話




あっ・・・しまった!!


ここが戦国時代だって言う事を忘れてた・・・・・・


『えっと・・・・・・栗みたいな茶色い髪って言う意味です』


『栗色・・・ですか・・・やはり珍しいですね・・・・・・』


八神くんは難しい顔をして呟いた


確かに・・・・・・




私の時代・・・平成なら
マロン・ブラウンに髪を染めると言う事も出来るし、琥珀色のカラーコンタクトを入れる事だって出来る・・・・・・


でも今、私が居る時代はカラーコンタクトも髪染めも無い時代・・・・・・


珍しいと言うか・・・居るわけ無い・・・・・・



















異国人以外・・・・・・


















まぁ・・・私は、この琥珀の瞳も、マロン・ブラウンの髪も両親から受け継いだ物なんだけどね・・・・・・

















『探せばすぐに見付かりそうだな・・・・・・』


そう言いながら佐助は重い腰をあげて立った


『そうですね・・・そんなに目立つ容姿をしているなら・・・・・・』


続いて八神くんも立ち上がる




『だが、そんな男女はあの後、一度も見ていないんだ・・・』




















< 65 / 177 >

この作品をシェア

pagetop