戦国桜話
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『美味しかったねぇ、ご飯!!』
今、私達は4人分の布団を敷いている
あの後、佐助達は晩ご飯を食べる直前に帰って来た
佐助の両親を殺した男女はやはり見付からなかったみたい
・・・・・・どこか遠くへ行ったのかな・・・・・・?
『葵様、布団こんな感じでいいですか?』
『うん!いいよ』
佐助を除いた私達3人で布団を敷き終わった
この俺様男が・・・!
手伝うとかしなさいよ!!
『我はこの布団で寝るのじゃ!』
そう言って胡蝶は一番右端の布団へとダイブした
『じゃあ・・・私はその横で』
そして、八神くんの布団も決まる・・・・・・
え!?もしかして・・・必然的に私・・・佐助と隣になる!?
それだけは、ちょっとヤバい!!!
『ちょ、ちょっと待ってよ!私、女だよ!!普通一番端が私で、その横に胡蝶が寝るんじゃ・・・?』
『細かい事は無しじゃ!』
いやいやいや・・・・・・
ここは私の身を案じてですね・・・・・・
『え・・・ちょ・・・!』
早速寝だすなぁぁぁー!!!
しかも八神くんまで・・・・・・・・・
目を閉じて本格的に寝に入る二人を見下ろし、私は仕方がないとため息をついて佐助に目線を向ける
佐助は縁側の所に座り肘を立て頬杖をつく感じで夜空を見上げていた