戦国桜話




私は佐助の方へ近付く


『・・・何、見てるの?』


私は佐助の隣に腰を降ろした





『・・・・・・星』





『星?』


私も空を見上げた





『・・・わぁ・・・キレイ・・・・・・』





空には無数の光の粒が辺り一面に広がっていた


星って・・・こんなにキレイに見えるもんなのだろうか・・・・・・


昔、おじいちゃんが言っていた







「昔からしたら今の夜空は汚れてしまった」と・・・・・・







でも下手するとおじいちゃんが言っていた夜空よりキレイかもしれない・・・


いや・・・絶対キレイだ





平成の日本は経済発展に力を入れ、平気で排気ガスや二酸化炭素を出し、空を汚してきた


それに平成は、この電気なんて無い戦国に比べると明る過ぎる


だからだろう・・・・・・こんなにダイヤモンドより星がキレイに見えるのは






『・・・葵・・・・・・未来にも星はあるのか?』


『・・・・・・?あるよ?』


『そうか・・・・・・』


佐助、いきなり何を言うんだろう・・・?


この星よりはキレイじゃ無いけどあるに決まってるじゃん


『・・・・・・なんか・・・空を見上げれば・・・未来に繋がっている気がするな』



















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