戦国桜話


・・・・・・ッ!!


そうだ!


あの穴からクローゼットに帰れば・・・!








私の希望もすぐに無理だと悟った










桜の木の下の穴・・・そこに入るには体を縮めなきゃならない・・・


そんな事している間に食べられちゃう!!


私の背中に冷や汗が伝った


『・・・いっただきまぁ〜す・・・!』


化け物が私に牙を向けた


あぁ・・・もうだめだ・・・!


今日の鯖の塩焼き・・・楽しみにしてたのに・・・


学校で出た宿題もしてないのに・・・・・・


まだ人生楽しんでないのに・・・・・・


私には後悔ばかりだ・・・


『イヤァァァァ!!』


私が叫び声をあげた瞬間―――――











『龍破・波動剣!!!』











この声と一緒に一筋の光が私と化け物を囲んだ









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