戦国桜話
ざ・・・材料・・・・・・?
何の・・・・・・・・・?
嫌な予感がする・・・・・・
『蜜華、鏡・・・帰ろう』
『わかった・・・ピピ!』
そう言って大きな鳥の上に乗った蜜華
あの鳥の名前はピピと言うらしい・・・
『てめぇ!逃げるのか!!降りて来い!!』
佐助は決着がついてないのが気に食わないらしく刀を蜜華に向け、叫ぶ
『お前の相手はまたやってやる』
『ふざけんな!!』
『葵・・・と言ったよね?じゃあね!また“明日”・・・・・・』
雅が悠長に手を振っている
『・・・小春ちゃんを放して!』
『・・・フッ・・・蜜華、戻ろうか』
『・・・行け、ピピ。』
バァサッ!!
・・・っ・・・!
また風が・・・・・・・・・!!
『小春ちゃん!』
『お姉ちゃん!!助けて!!』
『小春ちゃん!!!!』
視界が戻った頃には小春ちゃんも、大きな鳥も・・・雅も・・・空には居なかった
『・・・っっ小春・・・ちゃん・・・・・・』
昇りはじめる太陽を背中に私はがっくりと膝まずいた
私の顔には悔し涙が一滴流れていた