戦国桜話
鶇夢・・・・・・・・・
すぐに帰ってくるって言ってたのに・・・・・・少し・・・遅くないか?
妖怪に襲われてなきゃいいけど・・・・・・
『3日も経ちましたね・・・やはり私も鶇夢についていくべきでした・・・・・・』
八神が心配そうに眉間にシワを寄せながら空を見上げる
いや・・・・・・
『それはある意味危ないと思うぞ?』
『同感じゃ』
胡蝶が相槌を打つように腕を組ながら頷いた
『・・・・・・?何でです?』
八神は不思議そうに俺達を見つめる
何でって・・・・・・
それは自分が一番知ってるんじゃねぇの?
『八神は鶇夢と居ると・・・・・・』
『・・・あの・・・・・・』
・・・・・・・・・ッ!!
『葵!!』
俺らの視線の先には奥の部屋から申し訳なさそうに顔を覗かせる葵の姿があった
目はさっきまで泣いていたのか赤く腫れている