おまつりBoyと夢みるGirl

「よかったじゃん、まつり。恭二さん、かっこいいし」



お店の前でエミに耳元でささやかれると、



やっぱり、本当なのかな、って・・・



あ・・・・


目が合った・・・・。



「まつりちゃん、送ってくよ」


「あ、えっと・・・ハイ・・・・・」



右手を上げた恭二さんと目が合うと、どんどんさっきまでの元気がなくなってく。



「どうしよう・・・エミ・・・・」


「どうしよう、って・・・。大丈夫だよ。恭二さん、いい人だよ?」


「うん・・・・」



そんなあたしたちに恭二さんが近づいてくる~~。



「まつりちゃん、今タクシーとめるから・・・・エミは?一緒に乗ってく?」



エミ!


祈るようにエミを見ると、エミは彼氏のさとしを呼んで


「私、さとしに送ってもらうから、恭二さん、まつりをよろしくね」


なんて・・・・



エミィ~~~・・・・!


これからどうしたらいいの~~?



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