おまつりBoyと夢みるGirl

だけど、その感情を、


またわけのわからない感情をあたしは言葉にする術をしらなくて。



ただ、



「なんでもない・・・ありがと」


って言うしかなかった。



言葉に詰まる。


会話が熱くて・・・痛い。



こんなの初めてで。



全然初めてで。



「電話してみれば?なんて・・・おせっかいすぎるか。らしくねー」


少し笑うように言ったそのジョーの言葉に、


胸が押しつぶされそうになりながら、


あたしは何度もごめんね、とつぶやいた。



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