おまつりBoyと夢みるGirl
第8章 好きだよ
真っ黒の夜の道。
照らされた小さな外灯の光にあたしの白い息が跳ねた。
バカで、変態で、どうしようもないけど、
優しくて。
いつもあたしのことを見ててくれた。
あいつに近づくために走る。
……ホントはどこかで気がついてた、あいつからの不器用なメッセージを、今度はあたしが伝えるんだ。
・・・・・返すんだ。