おまつりBoyと夢みるGirl

だけど・・・・



あたしは瞬間的に、角に身を隠して、息をころす。



ジョーと一緒に見えた・・・・もう一人の姿に。



あたしはようやく、自分の身勝手さに、気がついたんだ。



もう一人の姿。



遠目にもふわふわの髪の毛は、照らされた街灯に飴細工のように見えた。



そして・・・・ジョーがしっかり彼女の手を握ってたことに、



今のあたしは元来た道を、早足で戻るしかできなかった。




< 159 / 275 >

この作品をシェア

pagetop