おまつりBoyと夢みるGirl

幼なじみとはいえ、こんな時間に人の家の玄関前で、おかしいでしょ、いくらなんでも。



いつものジョーだったら、こんなとこにいるはずないし。



家の人がいなくても、勝手に入ってアイスとか食べてる男だもんね。



「どしたの?ジョー。入れば?」



火照った頬を隠すようにポンポンと叩きながら玄関のドアを開けると、ジョーは立ち止まったまま、私を見つめた。



「今の、誰?」



「え?」



「もしかして、コンパの男か?」



「え・・・?もしかして、エミに聞いたの?」



「そんなことはどうでもいいんだよ」



絶対そうだ。


エミの奴~~~。



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