おまつりBoyと夢みるGirl

ベッドにボスンと倒れこむと、ポケットのケータイがキラキラと点滅している。



ジョー・・・・かなぁ・・・。



少し気が重くて、息を吐いてからディスプレイを見ると・・・・



「恭二だ・・・」



『まつりちゃん、お休み。今度会えるの楽しみにしてるね』



って・・・・。



その瞬間、ジョーとケンカした気まずさもなにもかもふっとんじゃうもんねっ。



社交辞令?



ノンノン。そんなのあたしにはない言葉だから。



あれは・・・・夢じゃないんだよね!?


あたし、今・・・・・大人の階段のぼってる、ってそう思ってもいいんだよね?



・・・・知らない!


祭りバカなんて関係ないもんねー!


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