偽り
00.プロローグ
最近、イライラするほどの数のデジャブが頭をよぎる。
これが噂に聞く "エンドレス エイト" だろうか?


だとしたらキーはなんだろう。


今は11月。この時期に「夏休み」は無い。
少なくとも「夏休みの宿題」 のような事もない。

俺の周りには、宇宙人も 未来人も 超能力者もいない と思う。
そして、無限ループなんて馬鹿な事をするような奴もいない はず。


少なくとも俺は知らない。


ということは、ただの偶然なのだろうか。
ただ、デジャブが重なっているだけなのだろうか。


しかし、それにしては異常な量だ。
一日に、数えたことこそないが軽く十回は超えているだろう。


だから、俺は旅に出た。
理由を探すために...




それが、全ての始まりだった。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop