アキちゃんと雪だるまくんのお話
そこに大きめのジャケットに手袋をして、毛糸の帽子を耳までかぶったお父さんが、体を縮こませながら入ってきました。
「おや、おはよう、アキちゃん。朝ごはんより早くテーブルについているなんて珍しいね。天気がこんなになったのはそのせいかな」
お父さんが嬉しそうにそう言いながら、身に着けていた手袋や帽子を脱ぎ、ジャケットをイスの背もたれにかけて、シチューのよそられた大きい器2つと小さい器1つを運ぶと、アキちゃんもお手伝いに気付いてスプーンを3つテーブルに持ってきました。
「天気、どうしたの?」
アキちゃんがお父さんに聞くと
「カーテンを開けて、外を見てごらん」
また嬉しそうに応えたお父さんの顔に、アキちゃんは期待しました。
1番大きい窓の前に立ち、外の景色を邪魔している厚手のカーテンのできるだけ上のほうを掴んで、両手でおもいっきりひっぱりました。
「おや、おはよう、アキちゃん。朝ごはんより早くテーブルについているなんて珍しいね。天気がこんなになったのはそのせいかな」
お父さんが嬉しそうにそう言いながら、身に着けていた手袋や帽子を脱ぎ、ジャケットをイスの背もたれにかけて、シチューのよそられた大きい器2つと小さい器1つを運ぶと、アキちゃんもお手伝いに気付いてスプーンを3つテーブルに持ってきました。
「天気、どうしたの?」
アキちゃんがお父さんに聞くと
「カーテンを開けて、外を見てごらん」
また嬉しそうに応えたお父さんの顔に、アキちゃんは期待しました。
1番大きい窓の前に立ち、外の景色を邪魔している厚手のカーテンのできるだけ上のほうを掴んで、両手でおもいっきりひっぱりました。