アキちゃんと雪だるまくんのお話
朝ごはんを食べ終えて片付けのお手伝いもちゃんと済ませると、アキちゃんは雪いっぱいの外へ遊びに行きたくなりました。
「コートを着て、手袋、マフラー、帽子もちゃんとかぶって。遅くならないようにしなさい」
元気のいい返事と一緒にアキちゃんは家を飛び出しました。
まっしろな雪でいっぱいのきらめく空気の中に、白い吐息を溶かして、アキちゃんは心を弾ませながら歩いていきました。
いろんな色の家の屋根がみんなまっしろな帽子をかぶっています。
いつもなら汚くてうるさい街の中心も今日はまっしろ。
空色の笑い声を響かせながら森のほうへと足を運びます。
景色も音も澄んでいて、スキップしたり、くるくる回ったり、飛び込んだり。
冷たくて気持ちよくて。
雪の上に残ったのは、足跡というよりもアキちゃんそのものの跡でした。
そこにははっきりと、顔の輪郭から1本ずつの指の先まで、まっしろなきらきらの中にありました。
花にあいさつして、うさぎと一緒に跳びまわって。
楽しくて嬉しくて仕方ありませんでした。
「コートを着て、手袋、マフラー、帽子もちゃんとかぶって。遅くならないようにしなさい」
元気のいい返事と一緒にアキちゃんは家を飛び出しました。
まっしろな雪でいっぱいのきらめく空気の中に、白い吐息を溶かして、アキちゃんは心を弾ませながら歩いていきました。
いろんな色の家の屋根がみんなまっしろな帽子をかぶっています。
いつもなら汚くてうるさい街の中心も今日はまっしろ。
空色の笑い声を響かせながら森のほうへと足を運びます。
景色も音も澄んでいて、スキップしたり、くるくる回ったり、飛び込んだり。
冷たくて気持ちよくて。
雪の上に残ったのは、足跡というよりもアキちゃんそのものの跡でした。
そこにははっきりと、顔の輪郭から1本ずつの指の先まで、まっしろなきらきらの中にありました。
花にあいさつして、うさぎと一緒に跳びまわって。
楽しくて嬉しくて仕方ありませんでした。