本気の恋に出逢うまで
前半は私に言い、後半はアイツに言った。




「わかってるよ。
こないだはわるか・・・・」




アイツが言いかけた時、私の後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。




「沙緒!!」




沙都姉が、連絡受けて降りてきたところだったようだ。




全く、間の悪い。




お姉が、私の方に近づいてきた。




「沙緒!ありがとうね。
助かったよ!」





こちらの雰囲気も気にせず、私にお礼を言う沙都姉。




やっぱりこの人、天然だわ。




そして、今気づいたかのか、




「あれ。中原君に浅見君。なんで、こんなとこにいるの?」




きょとんとした顔で私達を見回した。





.




< 113 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop