本気の恋に出逢うまで
「もちろんよ、久しぶりに飲んじゃおう!」




中原さんはアイツの様子に気付いていたと思う。




「じゃ、美香ちゃんも誘っちゃおう!
沙緒、表通りの喫茶店で待っててくれる?」




沙都姉は、そう言うと、仕事場に戻って行った。




中原さんたちも、あとに続いて私に「あとでね。」と言うと二人で戻って行った。




その時、アイツをちらっと見ると、少し複雑そうな顔をしていた。




私もその場を離れて沙都姉の指定された喫茶店に向かった。




嫌なら嫌ってはっきり言えばいいのにさ。




さっき、謝りかけてたよね。




まぁ、中原さんに言われてだろうけど、少しは悪いと思っていたのかな?




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