本気の恋に出逢うまで
「ごめんね、誘ったの私なのに。
お金は沙緒に渡しておくから好きなもの食べてね。
美香ちゃんも中原も浅見もごめんね。」




私と美香だけにじゃなく、中原さんとアイツにも謝る沙都姉。




「いいですよ、行って下さい。」




中原さんも、快く受けとってくれる。




「じゃ、行くね。沙緒、また家でね。美香ちゃんもまたね。」




そういうと、ちゃっかり残りのビールは飲み干して店を出て行った。




「嵐が過ぎ去ったようだね。」




美香がふともらした。




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