本気の恋に出逢うまで
「はっ、本人がいようがいまいが関係ねぇよ!
俺はアイツの言いなりになりたかねぇの!
ろくに仕事もできないくせに押しつけるだけの能力だけは人一倍なんだ。
俺の才能に嫉妬してるんだよな!
女のくせに刑事らするからだよ。」




ふんぞり返って奴は言った。




こいつ・・・・




もう我慢できない!!




「あんた、何様のつもりよ!
あんた程の人間、どこにでもいるわよ!
でも沙都姉ほどできる人間はいないんだからね!
ろくに才能ない??
何言ってんの?
沙都姉は警察学校始まって以来の得点で入ったんだからね。
空手もしてるし、めっちゃ強いんだから。
沙都姉を侮辱する奴は私が許さないんだから!!」




一気にまくし立てた。




肩で息するしかない・・・・




はぁはぁはぁはぁ




「えっと、藍原さんって、もしかして藍原さんの妹さん?」




おそるおそる、泉さん聞いてきた。




あっちゃ~、やっちゃった。




自分で、内緒にしてって言ってたのに切れたら無理だったわ。





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