本気の恋に出逢うまで
私は美香の方を見ると、馬鹿と言われているような顔をされた。




「・・・・お前、アイツの???」




きょとんとした顔で、聞いてきた。




今更、とぼけても無駄だよね。




「警視庁南警察署・刑事課・藍原沙都のすぐ下の妹・沙緒です。
誰だって、兄弟の悪口言われたら嫌じゃないですか?」




少し、落ち着きを取り戻して言ったんだが・・・・




「やっぱり、嘘ついてたんだよな!
最初見たときから、似てるとは思っていたけどな。
ほんと、最悪!!
やっぱりアイツの妹だけはあるな。」




コイツ、まだ言うか。




もう、コンパじゃなくなってるよ。




私とコイツの言い合いになってる。




「そんなに気強いと嫁のもらい手ねぇぞ。
あっ、だからおとなしそうな顔して男アサリに来たのか?
俺、ひっかからないで良かったわ。」




もうほんと、コイツの口塞いで・・・




「おい、翔、言い過ぎだって・・・
ごめんね、沙緒ちゃん・・・・」









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