本気の恋に出逢うまで
美香は一気にしゃべった。




とんでもないことを言いながら。




そして、先手を打ってきた。




「あっ、沙緒!もうやっぱり行かないはダメだからね!」




私が放心状態から解放されて反撃にでた。




「いやっ、そんな相手って聞いてたら行くって言ってない!
なんで先に言わないの!
もしかして、紹介してもらったのって…」





「うん、沙都ちゃんからだよん」




しれっと答える美香。




「まぁ、沙都ちゃんも沙緒が行くなんて思ってもなかったんじゃないかな?合コン嫌いだから、沙緒は!」




私の肩をポンとしながら言い、




「まぁ、大丈夫よ、沙緒。ただの飲み会だと思って気楽行こうよ。あっ、私他の二人にも時間と場所教えてこなくちゃ!」




そう言って、美香は教室を出て行った。



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